こんにちは、すぎーおです。
投資を続けていると、株価の上下に気持ちが揺れてしまい、落ち着かない時期があります。株価を見るたびに安心と不安が交互にやってきて、その繰り返しが負担になることがあります。
こうした心理的な波を和らげるには、毎日少額でも積み上がる収益をひとつ持つことが大きな助けになります。派手ではありませんが、小さなフロー収入があるだけで、長期投資は驚くほど安定します。
その答えとして、僕は 楽天証券の貸株サービス × ソニーFG(8729)1万株保有 という組み合わせに価値を感じています。貸株は投資の中心ではありませんが、投資の呼吸を整えてくれる存在です。
毎日100円前後が自然に入り続けることで、不必要に株価を追う必要がなくなり、判断の質も落ち着いていきます。
ソニーFGを長期保有する合理的な理由

貸株戦略には「長期で持ち続けても安心できる銘柄かどうか」が大切です。その意味で、ソニーFGは非常に扱いやすい銘柄だと感じています。
ソニーFGは以下の三つの事業が柱となっています。
- ソニー生命
- ソニー損保
- ソニー銀行
この三本柱が独立しながら利益を出しているため、特定事業が不調でも全体が崩れにくい構造になっています。収益の波が小さく、極端な上下が少ない点は長期投資に向いています。
さらに、2025年11月14日時点の最新決算資料では、
- 修正純利益は堅調
- 通期見通しは据え置き
- 三事業がバランスよく利益に貢献
という安定した内容でした。
値動きに過度な期待をせず、淡々と保有できる体質の銘柄であることは、貸株戦略との相性の良さにつながります。
1万株 × 貸株で1日100円を生む仕組み
貸株で実際どれくらい入金されるのかは、やはり数字を見るのが一番わかりやすいです。以下は実際の貸株収入です。

- 11/11:121.23円
- 11/12:124.40円
- 11/13:120.63円
- 11/14〜16:116.33円
いずれも100円以上で安定しています。株価が大きく動いていない時期でも、この収入は淡々と積み上がっていました。
また、現在は金利が週ごとに0.05%ずつ下がっており、直近は以下の推移になりました。
- 2.75%(11/11〜11/16)
- 2.70%(11/17〜)
- 2.65%(11/24〜予定)
金利が2%を切り始めたら見直す予定ですが、それまでは継続して観察するつもりです。
1日100円でも、年間にすると 36,500円 です。値動きに依存しない確定的な収益が積み上がることは、長期投資の安定に大きく貢献します。
貸株収入で買い増しサイクルを作る

ここからが僕が重視している部分です。貸株を単なる副収入として終わらせず、買い増しの原資として再投資する という考え方です。
1万株は“基礎在庫”として固定する
貸株収入の安定性は、1万株を保有し続けることで生まれます。株価が上がっても下がっても、この1万株は売りません。これが“収益が生まれ続ける基盤”になります。
貸株収入を買い増しに回す
年間約36,000円の貸株収入を生活費に使わず、すべて積み上げていきます。
- 株価が下がったら買い増し
- 貸株収入を足して投資資金にする
- 平均取得単価を下げる
この流れは、下落局面での心理的なストレスを大幅に減らしてくれます。
1万株を超えた分は利確してキャピタルゲインにする
買い増しで増えた株は、1万株とは別の枠で管理します。
- 1万株 → 売らない
- 1万株超 → 上昇時に利確して利益にする
こうすることで、利確しても保有株数は減らず、収益の柱が維持されます。
- 下落が買い場に見える
- 余剰株で利確できる
- 株価の上下に感情が揺れにくい
- 投資判断が安定する
感情が理由で投資に失敗することを、大きく減らせる構造だと感じています。
負担のない仕組みを作る
長期投資が続くかどうかは、努力よりも「仕組み」で決まると考えています。貸株収入があると、投資への向き合い方が変わります。
- 下落で焦らなくなる
- 上昇局面で慌てて売らなくなる
- IRを冷静に読める
- 生活と投資が自然に切り離される
特に、“毎日なにかが積み上がっている”という感覚 は、投資を習慣として続ける力になります。
まとめ
ソニーFGを1万株保有し、貸株で毎日100円前後を積み上げ、貸株収入で買い増しを行い、1万株超の部分でキャピタルゲインを得る。この仕組みは、派手ではありませんが、長期投資として非常に再現性が高いと感じています。
大きく儲ける投資よりも、揺れずに続けられる投資をひとつ持つこと。
それが長期では大きな差になります。

コメント