こんにちは、すぎーおです。
スマートホーム化を進めたいと思っても、「何から始めればいいのか分からない」という声をよく聞きます。
そんな中で人気を集めているのが、SwitchBotシリーズの「ハブ」製品です。複数の家電をまとめて管理でき、スマートリモコンとして高い評価を受けています。
そして2025年、シリーズの新モデル「SwitchBot ハブ3」が登場しました。
この記事では、前世代モデル「ハブ2」との違いを分かりやすく整理し、どちらを選ぶべきかを考えていきます。
スマートホームの目的は「操作を減らす」こと
スマートリモコンというと、「アプリで家電を操作できる」というイメージが強いかもしれません。
確かにそれも便利ですが、SwitchBotが目指しているのはもう一歩先の暮らしです。
ハブシリーズが目指すのは、「家電を操作する家」ではなく「家が自分で整う家」。人がボタンを押すのではなく、家が環境を感知して最適な状態を保つこと。この思想のもとに設計されたのが、最新モデルのハブ3です。
ハブ2が“家電をまとめるリモコン”だとすれば、ハブ3は“暮らしを考えて動かす中枢”ということになります。同じハブでも、目指している方向性が一段上のレベルに進化しています。
デザインと操作性はどう違う?
まずは見た目と操作性から。
ハブ2は白を基調とした柔らかなデザインで、どんな部屋にも馴染むミニマルな印象でした。ディスプレイには温度・湿度が表示され、シンプルながらも必要十分な構成です。
一方、ハブ3は黒を基調とした落ち着いたデザインへと刷新されました。視認性の高いIPSディスプレイを採用し、遠くからでも数字がくっきり見えます。デザイン性だけでなく、実用性の面でも大きく進化しています。
さらに大きな違いが「操作部分」です。
ハブ3には新しく「Dial Master(ダイヤル)」が搭載され、指で軽く回すだけでエアコンの温度や照明の明るさを細かく調整できます。これに加えて、本体に4つのシーン実行ボタンが備えられており、「外出」「帰宅」「おやすみ」「映画モード」などを登録しておくと、ボタン一つで家中の家電をまとめて操作できます。
ハブ2では2つの物理ボタンのみでしたが、ハブ3では「4つのボタン+1つのダイヤル」という構成になり、操作性が格段に上がりました。リモコンを探す手間も減り、直感的に扱える点が魅力です。
センサーに違いはある?
次に、ハブ2とハブ3の最大の違いである「センサー機能」を見ていきましょう。
ハブ2は温湿度センサーを内蔵しており、部屋の温度や湿度を感知してエアコンや加湿器を自動で操作できます。
これでも十分便利ですが、ハブ3ではさらに2つのセンサーが追加されています。
それが、照度センサーと人感センサーです。
・照度センサー:部屋が暗くなると自動で照明を点灯
・人感センサー:人がいないときはエアコンや照明を自動オフ
・湿度センサー:湿度が上がれば除湿器を起動
・CO₂センサー(別売)と連携すれば、空気の状態を可視化
このように、ハブ3は周囲の環境を“感じ取って判断する”仕組みを備えています。
家が人の行動を学び、必要な動きを自動でしてくれる。まさに「操作をなくすスマートホーム」への第一歩です。
連携力と安定性は?
ハブ2もSwitchBot製品をまとめて操作できる中心的な役割を担っていましたが、対応範囲はSwitchBotシリーズに限られていました。
ハブ3では、ここが大きく変わります。
最新のスマートホーム共通規格「Matter(マター)」に正式対応したことで、SwitchBot以外のデバイスとも連携できるようになりました。
Matterとは、Apple・Google・Amazonなどが共同で開発した通信規格で、メーカーの垣根を越えて家電をまとめて操作できるようにする仕組みです。これにより、SwitchBot製品だけでなく、他社のスマートライトやセンサーなども、ハブ3経由で管理できます。
また、Apple HomeアプリやSiri、Apple Watchから直接操作できるのも大きな進化です。スマートフォンを取り出さなくても、声や時計の操作で家電を動かせます。
さらに、「Wi-Fiが切れても動く」という安心感もあります。ハブ3はBluetoothによるローカルコントロールに対応しており、ネットワーク障害時でもエアコンの操作が可能です。ハブ2にはなかった“もしもの時の強さ”が、日常の信頼につながっています。
なお、位置情報を使った自動操作(ジオフェンス)は、ハブ2・ハブ3ともに対応しています。ただし、ハブ3では照度や人感センサーと組み合わせられるため、より柔軟な自動化が可能です。
価格はどう違う?どっちがお得か?
価格は、ハブ2が約9,980円、ハブ3が約16,980円です。
おおよそ7,000円の差がありますが、この差は機能面でしっかりと裏付けられています。
もしあなたが「まずは手軽にスマートリモコンを試してみたい」という段階なら、ハブ2で十分です。スマートホームの基礎を体験するには、必要な要素がすべて揃っています。
しかし、「家電の自動化を進めたい」「照明やカーテンも連動させたい」「Apple Homeで一括管理したい」という方には、ハブ3が圧倒的におすすめです。
温度・湿度・照度・人の動きに反応し、状況に応じて家が自動で整う。その快適さは、一度体験すると戻れなくなるほどです。
まとめ
SwitchBot ハブ3は、単なるスマートリモコンではありません。それは、家全体の動きをまとめ、最適な環境を自動でつくり出す「家の頭脳」とも言える存在です。
ハブ2からの進化は、スペック以上に思想の変化でもあります。ボタンを押すことから解放され、暮らしが静かに整っていく。便利さよりも自然さを大切にする人にとって、ハブ3は理想的な選択です。
SwitchBotが描く未来は、“動く家”ではなく、“考える家”。
その入り口に立っているのが、このハブ3なのです。
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